当社社員の日本製鉄将棋同好会(鐵将会)での活躍 ~将棋とデータサイエンスの魅力について~
当社社員・身吉烈は、グループ親会社である日本製鉄㈱の将棋同好会(鐵将会)に参加し、昨年から日本将棋連盟日本製鉄支部長を務めています。
鐵将会の部員数は50名ほど、発足は昭和45年、当時の新日本製鐵㈱の誕生時からと歴史は古く、一時は、活動が下火になっていた時期もあったものの、近年では、藤井聡太さんの活躍に由来する将棋ブームもあり、また活況になってきています。
こうしたなか、身吉は支部長として運営や会計、東京支部連合会の幹事として子ども大会の運営といった活動をしています。
鐵将会は、年に4回、全国からグループ社員が集まり、研鑽を積むだけでなく、プロ棋士の指導を受けたり、日本製鉄チームとして団体戦に出場しており、先日は、第125回職域団体対抗将棋大会に出場しました。
結果は、1軍~3軍まで3チームが参加したものの、各チーム惜しくも3回戦敗退。次回は昇級を目差し、メンバー各自で猛練習に励んでいます。
将棋は、個人競技である一方で、社会人の間では団体戦が盛んです。対戦チームの強さや得意な戦型を偵察して、チーム内でコミュニケーションを取りながら、勝率の高い組み合わせを模索して作戦を立てるのも醍醐味の一つとなっています。
身吉は将棋の魅力について「将棋を通じて、幅広い年代や多様なバックボーンを持つ方々と交流をする貴重な機会をいただいている」と語っています。
また、身吉がデータサイエンスの世界に興味を持ったきっかけについては「大学時代に将棋AIが爆発的な進化を遂げているその技術が機械学習でありデータ分析。将棋というゲームの中で、過去のデータをもとに、現在を評価し、未来を人間より正確に予測するという面白さに惹かれデータに触れる仕事を選びたいと思うようになった」とのこと。
実務の上でも「将棋AIが当時抱えていた問題に水平線効果というものがある。不利な局面に対して、水平線の先にあるかのように考慮することができず、目の前の、その場しのぎの選択に終始してしまう現象のこと。クライアントのデータを分析する際、社会の様々な変化の中で、予測通りに進まない事象に出くわすが、冷静に状況を分析すること、その結果をもとに課題を設定し、解決策を提案するまでの過程を分かりやすく説明することが最も大切」であり、「これからも目の前の状況に真摯に向き合い、クライアントの次の一手のために最善を尽くしたい」と語ってくれました。
今後も、金融エンジニアリング・グループは「データサイエンスの力で未来を切り拓く」を目指し、事業活動を推進してまいります。